お知らせ

インボイス制度を見直す税制改正
納付税額を消費税額の2割に軽減

2023/2/2更新

適格請求書等保存方式(インボイス制度)は今年10月にスタートするが、2023年度税
制改正では、その円滑な実施に向けた見直しが行われる。まず、免税事業者から消費税
を納める課税事業者となる事業者の負担を軽減する緩和措置として、202310月1日か
2026年9月30日までの日の属する各課税期間までに新たに課税事業者となる場合は、
納付税額をその課税標準額に対する消費税額の2割に軽減する経過措置が設けられる。

次に、基準期間における課税売上高1億円以下又は特定期間における課税売上高が
5000
万円以下の事業者が、202310月1日から2029年9月30日までの6年間に行う課税
仕入について、その課税仕入れに係る支払対価の額が1万円未満である場合には、一定
の事項が記載された帳簿のみを保存すればインボイスがなくても仕入税額控除を行う
経過措置が講じられる。これは、小規模事業者である買手の事務負担軽減措置だ。

インボイス発行事業者登録制度については、免税事業者がインボイス発行事業者の登
録申請書を提出し、課税期間の初日から登録を受けようとする場合には、その課税期間
の初日から起算して15日前の日(現行は、その課税期間の初日の前日から起算して1月
前の日)までに登録申請書を提出しなければならないこととする。この場合に、その課
税期間の初日後に登録されたときは、同日に登録を受けたものとみなされる。

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