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2021年度教育研修費用の実態調査 1人当たり2万4841円に大幅減少

2022/3/18更新

産労総合研究所がまとめた「2021年度教育研修費用の実態調査」によると、2020年度における1社当たりの教育研修費用総額は、予算額6934万円(前回調査7737万円)、実績額4625万円(同6599万円)であり、2021年度は予算額6603万円(同7370万円)であることが分かった。

 

いずれも前年度より減少しており、特に2020年度実績は1974万円、▲29.9%の減少となった。新型コロナの影響が色濃いとみられる。

 

従業員1人当たりの教育研修費用は、2020年度の予算額4万2446円(前回調査4万636円)、同実績額2万4841円(同3万5628円)、2021年度予算額3万9682円(同3万9860円)で、実績が3万円を下回ったのは1999年度以来。2020年度実績額を規模別にみると、大企業(1000人以上)2万4329円(同3万1397円)、中堅企業(300999人)2万4790円(同4万1278円)、中小企業(299人以下)2万6583円(同4万588円)となった。

 

各回答企業の2019年度と2020年度予算を比較してみると、予算額が「増加」は35.4(前回調査41.9%)、「減少」が50.3%(同45.7%)、「増減なし」は14.4%(同12.4%)と、3年連続で「減少」企業が「増加」企業を上回った。

 

教育研修費用総額の今後1~3年の見通しについては、「かなり増加」が6.6%、「やや増加」が36.5%に対し、「現状維持」が39.3%、「やや減少」12.8%、「かなり減少」4.7%となっている。

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